仮想現実がつなぐ親子の仲
2021/10/14
ドラえもんと記念撮影をするK・Kさん
いま我が家ではスマホ向け位置情報ゲーム「ポケモンGO」が再ブームを迎えています。
2016年7月にリリースされた当時、
スマホを片手に街中を、ぞろぞろと歩いている人が溢れていた光景を、
未だに鮮明に覚えています。
私自身も仮想現実の世界にどっぷりとハマっていましたが、
5年のうちに、だんだんとプレイしている人は、見かけなくなっていきました。
そんな私がふたたび興味を持ったきっかけは、中学生の息子です。
今年の4月、小学生を卒業して中学生になり、
スマホを持つようになりました。
コロナ禍で友人たちと遊べない分、ポケモンGOをダウンロードし楽しんでいるようです。
調べてみると、5年前と比べて、ポケモンの種類が圧倒的に増えています。
私も5年ぶりに仮想現実へ訪れてみることにしました。
ジムと呼ばれる拠点を占領しているボスを倒せば、
レアなポケモンがゲットできる訳です。
息子に誘われて参加すると、複数のプレイヤーがいました。
いずれも息子の友達たちでした。
まだ、プレイをはじめたばかりなのか、息子たちは10レベル程度です。
私はといえば、一時ブームに乗ってプレイしていたことがあり、レベルは30。
一緒にボスを倒し終わると、遅れてきた救世主と思われたのか、
子どもたちからは「友人」として登録されました。
それから、毎日のよう楽しんでいたのですが、
私だけ大人というのも、なんだか恥ずかしいような気がします。
「みんな誰なのか、知っているのかな」。
恐る恐る、息子に尋ねてみました。
『知らないと思うけれど、名前から家族だってわかるんじゃないかな』
そっけない返答でしたが、家族だと分かってもなお、受け入れてくれることに
ほっと安心しました。
と同時に、息子と新たなつながりが持てたような気がして嬉しく思ったのを覚えています。
私のプレイヤーとしての名前は、息子と娘の名前を足したものです。
当時、2年生だったと息子と、幼稚園児の娘。
どちらも喧嘩しないようと配慮した結果です。
5年の時を経て、このプレイヤー名で息子と共通の楽しみが持てるのは
感慨深いものがあります。
自宅のある町田よりも職場のある新宿には、たくさんのジムがあるため、
珍しいポケモンをゲットすることができます。
「今日は、こんなのゲットしたよ」。
帰宅して、私が声をかけると、すぐに飛んできます。
『スゲ~』と目を輝かせながら、携帯を覗き込む姿は、昔となんら変わりありません。
親ばかですが、中学生になっても、子どもは可愛いものです。
久しぶりのゲームで親子共通の話題ができて楽しく過ごしています。
今後、子どもたちが成長していくにつれ親子の関係性も変化していくことでしょう。
ただ、今はもうしばらくだけ、ポケモンGOの仲間に加えてもらいたいと思います。
日本財託 マーケティング部インサイドセールス課
K・K
◆ スタッフプロフィール ◆
神奈川県横浜市出身の43歳。
マーケティング部インサイドセールス課の責任者として、不動産投資に興味を持たれたお客様とイベントやキャンペーンの企画・開催を通じて、長期的な関係性を築き、コンサルタントへとつなぐサポートをしています。
先日、大阪で行われた資産運用EXPOに会社として出展。合間に様々な金融商品を見て回りましたが、やはり自社の商品が一番だと自信を深めました。